1. 比較を行う演算子
C言語には、2つの値を比較したり、複数の条件を組み合わせたりするための演算子がいくつかあり、等価演算子、関係演算子、論理演算子の3つに分類されます。これらの演算子は、比較の結果や論理的な判断を行うために必要で、6章で説明する制御文では多用されます。
これらの演算子の具体的な使い方は6章を参照してください。
2. 関係演算子
等価演算子は、2つの値が等しいかどうか、あるいは等しくないかどうかを比較するために使用します。また、関係演算子は、2つの値の大小関係を比較するために使用されます。ここでは、この両方を「関係演算子」として扱います。
これらの関数は、真のときには1を、偽のときには0を生成します。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
> | より大きい | if (a > b) |
>= | より大きいか、等しい (以上) | if (a >= b) |
< | より小さい | if (a < b) |
<= | より小さいか、等しい (以下) | if (a <= b) |
== | 等しい | if (a == b) |
!= | 等しくない | if (a != b) |
3. 論理演算子
論理演算子を用いると、複数の条件を組み合せることができます。
演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
&& | 論理積(かつ) | if (a > 0 && b > 0) |
|| | 論理和(または) | if (a > 0 || b > 0) |
! | 否定(でない) | if (!a) |
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